帰省の新幹線の中で読んじゃいました。タイトルにインパクトがあって、常々「黒犬は幸せなのかな?」と思っていた疑問を少し解決してくれたように思えます。
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簡単にまとめちゃうと、この本のメッセージは、「犬は犬のルールがある。それを知らないで人間のルールで飼うと犬は不幸になる。」ということにつきます。
ワンコを人間の子供のように扱うことは、飼い主が幸せでも犬にとっては幸せとはいえない。犬は従うべきリーダーを求めていて、リーダーと判断する材料はエネルギーの大きさである。人間が何も話しかけなくても、どっしりとして頼れるオーラを出すだけでワンコは瞬時に感じ取って判断できる。おやつをあげたり、優しい声で話しかけることが犬が安心することではない、、という、けっこう目からうろこが落ちる内容でした。
確かに、犬って動物だし、生きるか死ぬか野生のカンでちゃんと生きているわけだから、そういう犬の性質を正しく理解することは大切だと思う。この本のよいところはマニュアルっぽくないこと。じゃあ、リーダーになるには、「クレオパトラのように落ち着いて威厳をもって歩く。」というようなたとえをしているところがなかなかよかった。
私も黒犬に対して、リーダーとしてちょっと足りないところがあった気がするし、そのために自分がリーダーとしてがんばらないとと思わせるところもあったような気がする。。この本を読んでからは、黒犬にとって頼れるリーダーになろう!と決めたのでした。
犬との関係はノウハウやテクニックではなく、相手の性質を理解して正しいアプローチをするということを学ぶよいきっかけとなる本でした。ワンコを飼おうとしている方、飼っている方もオススメでございます。