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【読書】小さな会社のブランド戦略

日々、「生き方」と「働き方」は一致できないものだろうか?という悩みを抱きつつ、趣味ジプシーに走る私。そんな時に何となく気になって読んでみた本がこちら。

小さな会社のブランド戦略
小さな会社のブランド戦略
村尾 隆介

内容は「生き方と働き方を一致するビジネスモデルを作り、小さくてもいいからブランドを確立する」ということを、事例を交えつつここがポイントというのをかなり完結に、読みやすくまとめている。独立している人は既に実践していると思うので、「NPOをつくって社会の役に立ちたい」という夢のある若者や、今まで会社勤めで独立しよっかな、という人向けの本ですね。

「生き方」と「働き方」が一致している人の発想は

  1. 「喜んでいだたくこと」が仕事(お金の必要性は理解した上で、お金の話しを中心にもってこないこと。)
  2. 成功とは「幸せになること」と発想する。(要は自分の描いたライフスタイルが実現すること)
  3. 感動をつくる自分たちも「感動屋さん」(これはどうかなあ)
  4. 愛嬌があること、チャーミングであること(人懐っこく、憎まれない方がみんな応援したくなるってことらしい。)
  5. おばけの足を見る能力(人がみえていないものを見る能力、観察する力)
  6. 「気付き」を形にする力(とにかく行動しなさいということ)
  7. 「Myミッション」を自己暗示する(7割くらいの人に反対されているのでちょうどいい、これって思ったらそれでもやっちゃうこと)
  8. 「ミッション」を軸に生活する(「時間の使い方」は「人生」に大きくかかわる)
  9. まずは自分の定めた小さな世界で1番になる(力が分散しないよう、軌道にのるまではよそ見をしない)
  10. 「ラスト10%」のつめを大事にする(ディズニーランドを参考に)
  11. 「成功」というレベルまで続ける(確かにそうですねえ。)
  12. まずは「自分が、とことん楽しむ」という姿勢(自分達もブランドという意識をもって、社長も社員も楽しむ)

この本だと表面的なことしか書いていないので、夢があってもどうしたらいいか分からない、という方が概略を知るためにということであれば楽しく読めますね。ただ、成功して「持続可能な会社」にするには?とかは特に触れていないです。よく3年くらいでつぶれてしまう中小企業があるけど、立ち上げるのと回し続けるのは違うので、「回し続ける」方法についてもちょっと説明があればよかったかな、、という印象でした。とにかく読みやすいので、興味のある方に手にとっていただいても良い本だと思いますよ。

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