11/24(水)にフラメンコギターの沖仁さんのコンサートにいってきました。フラメンコは以前から小松原庸子さんのサイトをお手伝いした経緯で、よく招待チケットをいただいたり、そのお弟子さんである平富恵さんの舞台を拝見したりして普通の方よりはフラメンコを見てきたような気がします。
でもギターとなると、どうしてもフラメンコの脇役になりがち。フラメンコギターのコンサートは唯一、トマティートというフラメンコギターリストが初台のオペラシティでコンサートをしたのをみただけ。でも、これがすごかったんです。ギター一本であれだけ観客を引きつけられるのかというくらい、楽しそうにそして情熱的に弾いている姿はほんと感動したものです。
そしてやっと日本からもこのフラメンコギターで注目を浴びる方がでてきました。それが沖仁さんです。今年、スペインで行われた「第5回 ムルシア “ニーニョ・リカルド” フラメンコギター国際コンクール」で優勝され、メディアの露出も増えましたね。情熱大陸ではそのコンクールに密着取材していて、私も偶然に見ていて、なんかとってもよかったなあとTVの前で感動していました。
ちょっと前置きが長くなりましたが、「全国ツアー 沖仁”MI CAMINO”Tour 2010」の初日にいってきましたよ。場所は文化総合センター大和田さくらホール。ちょうど実習で渋谷に通っていたときに気になっていた建物だったのですぐ分かったのですが、どうもつい最近できた渋谷区の施設だったんですね。もともとは小学校跡地だったようです。そして4Fにあるさくらホールでコンサートホールがあるんですが、この日沖さんが初めて演奏するようでした。とにかく新しくってピカピカで大きさも広すぎなくってちょうど良い感じ。700~800人くらいはいるのかな。
私たちの場所はなんどバルコニー席。チケットをみたとき、えーーはずれかな?と思ったのですが、全くそうではなく、ちょっとした特別席のようにゆったりできました。
コンサートは1部、2部構成。1部は沖さんメインにコンクールで賞を取った曲や、これぞフラメンコギターという曲を熱演。途中でパルマ(手拍子でいれる間の手みたいなやつ)講座をやったり、なかなかアットホームな雰囲気。そうそう、クラッシクのメドレーもやっていました。
第2部はチームでの演奏。もう一人のギターを弾く方と、歌う方、躍る方の4人で、フラメンコの雰囲気さながらに見せる演奏をされていましたよ。個人的にびっくりしたのが、女性が一人もいないということ。男性ダンサーや歌い手さんがいるというのは知っていましたが、男性だけで構成されるチームは初めてみたかも。なかなか渋いというか、男性中心というのもいいなあと思いましたよ。チームワークは抜群で、その仲のよさが聴いている側にもひしひし伝わってきました。そうそう、アンコールの最後で弾いてくれた曲、CDにもなっていない新曲でまだお披露目していないというのを弾いてくれました。ご本人は自信がないといっていましたが、、魂をいれて弾いていてよかった!!この曲を弾く前に爪が割れたということで、アロンアルファーでくっつけるためにちょいお待ちをといっていましたが、コンサート全体に魂をいれて弾いていたんですよね。とにかく、「魅せる、聴かせる、参加する」の3拍子そろった印象的なコンサートでした!
これからもコンサート目白押しのようなので、あまりフラメンコを知らなくても生のフラメンコギターを聴いてみると、日本人なら絶対にグッとくる部分があると思いますよ。
<おまけ>
文化総合センター大和田の中にプラネタリウムもあるみたい。今度是非いってみたいなあ。
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