表題に引かれて、こちらの本を読んでみた。
「おひとりさまの老後」もそうだけど、この世の中、独身女性にはあまり優しくない制度が多いような気がする。自立していくにはやっぱり、「今後どうしていくのか?」って真剣に考えて「自律」しないといけないと思う。
けれど、今の世の中の「男社会」にあわせて、男性の価値観で働くことは全くもって反対で、「仕事もするけど、心にゆとりを持ってはたらいて、老後も安心できるような人生設計」をさすがに真剣に考えないとということで、このごろこの辺の課題をいろいろ試行錯誤しています。
本題に戻ると、この本の作者は行き当たりばったりで、無名の会社に入ってがむしゃらに働いて、計画も何もあったもんじゃない、けれども今は起業して独立しているよっていうノンフィクションストーリー。
マンションも衝動買いしているところなんて、自分と一緒だと思いとても共感できるところが多く、楽しく読ませていただきました。
ただ、決定的に違うのは、行き当たりばったりで入った会社が、日本初の「ベンチャーキャピタル会社」。株とか上場とかよく分からないまま、現場で「お金回り」のことを勉強し、投資のプロになっているところ。やっぱり、お気楽といいつつ、「お金」のことがちゃーんと理解できない限り、「独身女性の本当にお気楽な人生」はやってこないんだなあ。。ということがよく分かった一冊でした。
どちらにしても、もともと努力もされている方だと思うし、本の内容も全く嫌みはないし、読後はとてもよい本ですよ。
記事を見てコメントする | 友だちに紹介する