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【読書】大前研一訳の「ハイコンセプト」もやっと読んでみた。


本としては以前から知っていたのですが、「大前研一」という名前を聞いただけで何かこう、別の世界の人という感じであえて後回しにしていた本。一新塾というところに入って、参考図書ということで今回重い腰をあげて読んでみました。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク

なんか、表題が悪いのか、「富を約束する」なんて書いてあるからなんとなくよくないんだと思う。(というかお金を儲けたい人が読む本というイメージ。。)
でも内容は翻訳本なので、大前さんの考えというより、ピンクダニエルさんがこう思うということで、今の時代ロジカルシンキングの「左脳」だけでなく、「右脳」も一緒に鍛えないと生き残れないよ、というメッセージがかいております。
確かに、MBAをとっても、弁護士になっても、みんながみんな高収入か?といわれても、アメリカを見る限りでは希少価値はあまりなく、ピンきりになっていますよね。「理屈」[数字」だけではダメ、ビジネスにも「心」という部分が必要だということらしい。普通は分かっているけど、会社にいると忘れがちなこの「心」の価値。この辺を「6つのセンス」として提唱しています。

    1. 「機能」だけでなく「デザイン」
    2. 「議論」よりは「物語」
    3. 「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」
    4. 「議論」だけでなく「共感」
    5. 「まじめ」だけでなく「遊び心」
    6. 「モノ」よりも「生きがい」
これだけだと、勝手に言葉だけのイメージで誤解するので、興味があれば読んでみたほうがいいと思う。ここでいいたかったのは、「まじめ」だけでなく「遊び心」の章で「ラフターヨガ」がでてきたこと。ラフターヨガの発案者のカタリヤ医師のところまでいって、実際にこの作者は体験し、「最初はウソ笑いだったのに、だんだんとおかしくなって最後には楽しく笑っていた」という感想を述べている。また、カタリヤ医師は今後はストレスがたまっている「職場」必要ともいっているそうです。
個人的に「ラフターヨガ」に興味をもって、「ラフターヨガ・ティーチャー」の研修も受けさせてもらい、この「ラフターヨガ」の効果についてはとっても実感していたので、ビジネス書でこういう説明されていてちょっとうれしかったです。
やっと日本でもメディアに取り上げられるようになって、昨日は「おもいっきりいいてれび」の生放送にもでていたようです。雑誌にも取り上げつつあるので、ブレイクの兆しか?というところでしょうか。
それにしても、カタリヤ医師のいるインドのムンバイの事件、大丈夫なんでしょうか?

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