あんなに話題になった「東京タワー」ですが、映画でもドラマでも見る機会がなく、やっと今回読むことができました。

映像ではどう表現されているかわからないけど、私も地方出身で、笹塚エリアも近いので、文章内の描写が結構すんなりイメージできてとても読みやすい本でした。
ご存知の通り、ストーリーはリリーさんとお母さんを中心とした自伝で、母親の愛は偉大だなというのが実感できる内容でした。貧乏でも明るく、子供を心から心配する母の姿は、苦労は多くても「いい人生」なんだと思う。老後に地方から都会に移り住み、人の良さと人なつっこさのおかげで、オカンのご飯を食べにくる。そして、誰とでも仲良く、疑わない性格が、リリーさんの知り合いすべてに受け入れてもらうなんで、、最高の老後ではないでしょうか。
最後はガンでかなり苦しい思いもしていますし、籍をいれたまま旦那さんは他の女性のところで暮らし、ステレオタイプで見たら「なんて不幸なんでしょう」なんていう人もいると思う。けど、どこにいっても明るく、楽しく、息子以外の人にも愛を与える様子を見ていると、本当にすてきな人だったんだなあ。
私たちの世代(今30代〜40代くらいの人ね)は、こんな介護ができるのかとか、自分の老後はどうするのか、もう少しで直面する問題だし、実際に直面している人もいるわけで、なんだかある意味、この辺の問題についてもいいヒントが入っている本だと思う。
ビジネス書で技術を理解するのもいいけど、やっぱり、実際のお話や体験から学ぶことのほうが多いのかもしれない。ちょっとまじめな感想でした。
記事を見てコメントする | 友だちに紹介する