年末に以前勤めていた会社の忘年会で久々に再開した同僚が、なんと12月に漫画家デビューしておりました。Facebookで噂はきいていたのですが、実際に本人からきくととても感慨深いものです。筆者の真船さんとは以前の会社でウエブをつくっていて、彼女が静岡から上京して東京で初めて働くというときで、あのころは都会になれるまで大変そうでした。そんな彼女が大きく成長して!?仏像好きがエッセイとして形になるなんて、、素敵です。
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ということで,内容なのですが、仏像好きの女子目線から、自分のエピソードを交えて背伸びすることなく綴られている、とても好感が持てる内容となっています。私個人も、みうらじゅん、いとうせいこうの「見仏記」は大好きで全部持っているんですが、なんせあれは男性のマニア目線なので、時々え??という部分がでてくるんですよね。
仏像というのはマニアじゃなくても、その前に立ったときになぜだか圧倒されつつも、厳かで心落ち着くという経験をだれでも一度はしていると思います。彼女はそんな気持ちを大切に思ったことを素直に綴っています。彼女も最初はその仏像のフォルムやらブランドやらを気にしていたのですが、最後には「祈りの対象としての絶対的な存在感」を認め、ただの好きから人々の信仰としての仏像として再認識するところが、なかなかよいです。
イラストも美大出身ということもあり、とってもリアルにそして写真では伝わらない素敵だなという「心」が入っているような感じがして、文章と一緒にすーーっと入ってきます。
仏像がそんなに好きじゃなくても、この本を読んでいくと「近くの仏像に会いにいこうかな」という、そんなほっこりした気持ちにさせてくれる、心に優しい一冊です。
とマジメに書いてみましたが、ところどころで以前の会社で働いていた様子や、同僚のAさんらしき人が漫画にでてくるところは、知り合いならではの楽しみ方。続編がでるといいなあ、、。
【おまけ】
彼女のブログはこちら。人柄を垣間みることができますよw。
マフ日記 http://maf-s.jugem.jp/