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【Book】社会貢献でメシを食う NPOで何かをしたいと思っている人にお薦め本


社会セクターに関しては以前からなんとなく興味があって、一新塾というところに通ったり、ボランティアに参加したり、社会問題を考える勉強会などへ参加していたのですが、なんとNPO法人を立ち上げるお手伝いをすることになりました。

世の中的に、社会起業家、社会貢献ってちょっとしたブームにはなっていますが、本質は何なのか、実際にNPOを運営するための心構えなどを知りたくって、この本を手にしてみました。

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この本の対象は、社会貢献の場で働きたい学生さん向けのようで、言葉の定義に始まり、どんな仕事なのか、どんなスタイルが流行っているのかなどとても分かりやすくまとめられていました。基本的な用語でよく誤解されがちなものはこちらにメモしてみました。

  • ソーシャールイノベーション:社会的課題に付加価値をつけて解決する一連の技術や組織、そしてその活動自身のこと。
  • 人に求められること:プロフェッショナリズムと多様性
  • 社会貢献とは:社会問題の解決に貢献すること。自己犠牲ではなく自己実現。誰かの絶望に寄り添うことではなく、希望を生み出し共有すること。

一昔前までは、お金持ちがやること、施し、同情というイメージが強かったのですが、今は困っている人たちと共に問題を解決する「同士」というイメージでしょうか。

社会の閉塞感や会社での仕事のやりがいの喪失などで、モチベーションが下がってる人が、「目的をもって生きる」ための1つの場なんでしょうね、NPOという活動は。

などと思いつつ、事例などを改めて熟読しました。ここで紹介されている方々は一新塾の講義で直接お話を聞けた方も多く、実際問題3年くらいは大変だったと口を揃えていっていました。NPO活動では最初の数年間活動資金をどうするが問題ですね。

あと最近の流れとして「プロボノ」も紹介されていました。プロのスキルを持った人が、そのスキルをボランティア活動に活かすという内容ですが、個人的には既に実行していたのであまり新鮮味はないのですが、知らない方も多いのでしょうね。きっと。でも気軽に参加できて、自分の存在価値を確認するための場としてはとてもよい考え方だと思います。

「日本人はあまりにも少ない多様性の中で生きてきた」⇒「閉塞感」からくる問題を解決する方法として、「社会貢献活動」が表に現れ、人として役に立つ場を探し、人々と共に希望を共有することで、お金以外でみんながハッピーになる社会に近づけるのかもしれませんね。