去年から今年にかけて、実は「うつ病」になっておりました。現在も病院からお薬をいただいている身分ですが、会社を復職したんですが結局退職することとなりました。ただ、復職というリハビリのおかげでかなり「心」自体は社会的に復活してきたようで、今では自分としてはかなり「心」が元気な状態まで戻ることができました。その上、4月からは介護福祉士の専門学校に通うことも決まり、久々に「わくわく感」を感じています。
で、実はうつになって休職期間中に「一新塾」というところに入りました。大前研一さんが設立し、その後はNPOとなり「社会起業家」「政策提言」をお勉強できるところです。そこのPJで「うつ円満社会をつくろう」というチームに所属し、自分も体験した「うつ」についてもう少し深く勉強してみて、解決策についても模索しようかなと考えています。
個人的な実感なのですが、職場関係、仕事関係で「うつ」が発生した場合、同じ職場、同じ種類の仕事に戻るのはかなり至難の技だなと。私の場合、復職したのですがその感想として、会社の考え方や周りの人が「どう扱ったらいいの?」という思いが見え隠れしていて、とても居心地が悪かったし、できる仕事ができなくなったというのがちょっと悲しかったですね。会社としても「うつになった人に任せていいの?」というのが気になるようで、どうにもこうにも「うつ」の人をどう扱ったらいいのか難しいところなんだなと思いました。逆の立場だったら、自分もそうしているだろうな。。
世の中的に、就業人口も減っている上に、働き盛りの30代40代がうつ病でちゃんと働けないという現状をもっと社会は理解すべきだと思います。「心の風邪」というふうにいわれていますが、それは表面的な理解。スキルがある人がうつ病になっても、やり方をきちんとすれば、普通に働けるわけですし、社会全体がが「人手不足だ」といいつつ、こういう病気になった人たちへをもっと上手にすればお互いハッピーでいい社会になるはず。
そうはいいつつ、自分もなるまで気持ちが分からなかった「うつ病」。今ではほぼ復活し、前に進める状態なのでもうちょいこの辺で苦しんでいる人たちのために何ができるか、考えてみようと思ってます。
ちなみに、最近読んだ本で「うつからの社会復帰ガイド」はうつの人より、会社の人事を担当している人に読んでもらいたい本です。「心の病から体が蝕まれていく」と私は思っているので、健康診断とセットで「心の健康診断」を必須にしてみるのもいいんじゃない?(お国の偉い方々、考えてみてくださいな。)
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